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スプレッドとは
FX取引で用いられる為替レートは売値と買値の2つが提示されてます。この2つの価格を提示することを2wayプライスといいます。この売値と買値の価格差の事をスプレッドと言います。このスプレッド幅が小さいほど取引側に有利な環境と言えます。
スプレッドは基本的に「狭い」「広い」と表現されますが、その意味は以下のようになります。
スプレッドの「狭い」「広い」とは
- スプレッドが狭い=コストが安い
- スプレッドが広い=コストが高い
スプレッドの違いによるコストの差
スプレッドはFX業者ごとに異なり、スプレッドの違いにより同じ回数の取引を行った場合においてコストに差が出ます。下図のように、スプレッドが0.2銭のA社とスプレッドが1銭のB
社とで比較すると、スプレッドの差はとても少額ですが、取引回数が増えることで違いが出てます。FX業者のほとんどが取引手数料無料で提供しています。
したがって、スプレッドがそのままFX取引に掛かるコストとなるケースがほとんどです。コストは取引結果に直接影響しますので、スプレッドは狭い方が有利です。
FXのスプレッドはわずかな差が利益になる
スプレッドの説明を聞いて、「ほんのちょっとのレートの差額で、そこまで変わるの?」と疑問に思った方もいると思います。たった数銭のスプレッドでは、利益に直結しているという実感はなかなか感じられないかもしれません。
スプレッドを気にしなくても良いと考えがちですが、
取引量が多くなればなるほど、手数料の差はどんどん広がっていきます。
例えば、スプレッドが1pip=0.01円(1銭)です。スプレッド14の場合で100万円の取引をした時に支払う手数料は14,000円です。
長くトレードするのを考えるのであれば「できる限り狭いスプレッドで取引を行う」のがFXの定石である理由が、おわかりいただけたかと思います。
ポイント
FXは必然的に取引数が多くなるため、わずかなスプレッド差が損得に大きく関わってくる
スプレッドが狭ければ狭いほど得をすることに繋がる
ようするにスプレッドは、FX会社選びの基準にもなるわけです!
FXのスプレッドは通貨ペアごとに異なる
「ドル/円」0.7銭、「ユーロ/ドル」0.8銭、「ポンド/円」0.8銭、「オジ/円」0.9銭など通貨ペアによって、スプレッドはさまざまです。その理由は大まかに2つ挙げられます。
- 外貨取引の盛況具合(その外貨の注目度)
- FX仲介業者が決める手数料
通貨取引を仲介する側はコストとしてのスプレッドを決定しているので、スプレッドを比べながら複数の取引口座でするのがより良い戦略です!!